今回の工事を経験し、私たちは、住空間の内装や意匠についてわかっているようで、全くわかっていないことを、心底思い知らされました。
“カーテンはこの色のこの素材だと部屋が明るくなり、今持っている家具とも相性が良い。”
“この高さの木工事で作るキャビネットは、既存のキッチンと高さが合わないので使いづらい。”
そういったケーススタディは、やはり何度もインテリアコーディネートを経験されているプロの方にしかわからないのだと痛烈に感じました。
部屋は自身が住みやすければそれはそれで良いと思いますし、家具は安価でコンビニエンスな家具店で求めれば、特に困らないこともわかります。
ですが、「住むこと」ときちんと向き合い、「どう住めば心地よいか?」「どう作れば生活に便利か?」ということに考えを巡らせ、それを限られた予算のなかで具現化してゆけば、毎日の生活はもっと豊かになると思います。
今回、田村インテリア研究室の先生方と「住むこと」を真剣に考えた結果、豊かな生活の第一歩を踏み出すことができました。
引っ越しに際し、インテリアをどうしよう?とお考えの方がいらっしゃいましたら、是非ともインテリアコーディネートのプロに依頼されることをお勧めします。