よしやま眼科の待合室
11月1日によしやま眼科が開院致しました。
開院に至るまでの約2年間の先生のご努力を垣間見て 間違いなく素晴らしいクリニックに
なることが想像できます。
私がお手伝いさせて頂いた1年間も先生の内装まであらゆることへの真摯な取り組み方を
横で見させて頂き、心から尊敬の念に堪えません。
この仕事に携わらせて頂いたことを心より感謝しています。
何といっても一番の拘りは、この受付カウンターです。
デザインとしては、シンプルで決して意を衒わないものにしたいと思いました。
しかし今の日本の住宅や病院、福祉施設などは、全て塩ビ製品で囲まれているため
味気なく、自然素材を少しだけ入れたくて 後ろの壁は真っ白な塗り壁とし、カウンター
正面は「シートストーン」という薄い石で作って頂きました。
サインもかなり拘り、あまり目立たず上品に 白のロゴの裏をオレンジで 上からの間接
照明が照らすと微かにオレンジが見えます。
またもう1つのこだわりは光と陰です。
遮光のロールスクリーンにレザーカットしてカウンター壁面にも木漏れ日が反射します。
レザーカットした柄と吹き抜け部分のここもグレーベージュで塗装した壁にリーフ柄の
タイルを埋め込んだ物とのデザインを合わせています。
扉のシートと廊下部分の下がり天井を同じ グレーベージュのもとで統一感を出しています。
吹抜け部の梁を極力薄くしてもらい、天井をグレーの壁紙で床と合わせ、グレージュと
グレーとライトブラウンで構成した空間は、とても落ち着いた居心地の良いものと
なっています。
またTVを置くのではなく「アトモスウィンドー」という世界中の風景を配信してくれる
癒しのアプリは先生が見つけられたものです。
自動精算機に関しましても置く位置やスタッフとの配慮のパーテーションを付けたりと
随分んと拘られました。
風除室の手洗いや、入り口付近の小さなロゴマーク菜とを提案させて頂き、とても喜んで
下さいました。
吹抜けのカウンター上のアーティフィシャルフラワーや外の外構は、知り合いの方に頼んで
してもらいとても空間に合っています。
このお仕事に携わらせて頂き、改めてインテリアコーディネーターの仕事の醍醐味を感じた
今日この頃です。(^_-)-☆